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家の電気が突然全て付かなくなった時の対処法!

めったにないのですが、突然家の電気がすべて付かなくなることがあります。
その場合、まずは家の分電盤を見てみてください。
向かって一番左の大きなブレーカーが落ちている可能性が一番高いです。

分電盤1
これは漏電ブレーカーといって、漏電した時に落ちます。
誤作動の可能性もあるのでもう一度だけ上げてみてください。
それでも上がらない場合、次のように対処します。

まずは全てのブレーカー(横にたくさん並んでいる小さいブレーカー全て)を落とします。
そうすると漏電ブレーカーが上がります。
この状態から小さいブレーカーをひとつひとつ上げていきます。そうするとどこかで漏電ブレーカーが落ちます。
その回路が漏電していることが分かりますので、そのブレーカーを下げ、もう一度漏電ブレーカーを上げます。
そして、落ちたブレーカーはそのままにして次のブレーカーへ……
この手順を繰り返していただければ、漏電している回路以外の電気は使えます。

分電盤2
ここから先は専用の機械が必要となりますので、弊社や近くの電気工事店にご連絡いただければと思います。

漏電は突然起こり、工事店もすぐには向かえず全ての電気が使えない状態では不便でありますので、上記の手順を行って少しでも電気の使える場所を増やしてください!

エアコンや電子レンジ、ホットプレートなどを使うとブレーカーが落ちる場合

エアコン、電子レンジ、ホットプレートなどは電気消費量が多いためブレーカーの容量を超えてしまった場合、ブレーカーが落ちて電気が使えなくなるという症状がでます。

この場合、落ちるブレーカーは下の写真の子ブレーカー(配線用遮断器)になります。



20という数字が容量を表し20Aまで使えますよ、という意味です。
しかし実際は20Aでは落ちません。

定格電流の1.25倍で60分、2倍で2分で遮断……などなど定格電流数でも遮断の条件は変わってきます。が、これは電気工事士免許を取る人しか知らなくてもいい情報なので……(いきなりブレーカーが落ちないのはこのため!)

お客様は20A、つまり2000Wちょっと(100V×20A)使えるという解釈で構いません!
200Vの大きめのエアコンやIHなどは4000Wちょっと(200V×20A)となります。


では落ちる場合、どうすればいいのか…
工事してしまえばいいんですが、それは最終手段です。

簡単な電気配線図面でコンセントのみ書きました。
基本このように配線されています。



例えばAのコンセントでホットプレートを使っていてブレーカーが落ちたとします。
この場合、Bのコンセントも電気はきていません。
なのでブレーカーを上げて、次はBのコンセントでホットプレートを使っても同じく落ちます。
元が同じブレーカーだからです。

なのでCのコンセントを使わなければなりません。
ここで落ちなければそのまま使ってオッケーです!

このように、一時的に使うものであれば違う回路のコンセントから、また家電製品を同時に使わずずらして使う(炊飯器は焚いている時が一番電気を使うので保温になってから電子レンジを使う)等で対応は可能です!

それでもダメな場合や不自由な場合は工事となります。


こちらの回路増設工事をご覧ください。


以上、お客様で対処可能な範囲での豆知識となります。
ご覧いただきありがとうございました!

エアコンの省エネ術

エアコンを効率よく使いたい方への豆知識です!

設置から使い方までなるべく簡単にまとめてみましたのでご覧ください。

1、基本な考え方
無風の状態で冷たい空気は下に、温かい空気は上に貯まる性質があります。お風呂のお湯を放置していると下は冷たく上は温かくなることがあると思いますがそれと同じです。
蛇口がエアコン、部屋が湯船と考えるとわかりやすいかもしれません。

お湯が熱い時、蛇口から水を出して温度を下げると思いますがその時皆さんはそのまま水を止めてすぐ入りますか?
多分ほとんどの人がお湯をかき混ぜるはずです。
そのままだと温度ムラが出来るからですね!

エアコンも同じです!空気を混ぜないといけません!
どうするかというと扇風機を使います!
扇風機で空気を循環させて全体の温度を均一してあげれば、足元だけ寒くなる等の温度ムラをなくすことができます!

これが一番効率のいいエアコンの使い方です!


2、設置について
エアコンの選定で部屋の大きさでまず選ぶと思いますが、弊社は1段階大きいものを推奨します。
理由は機械もフル稼働するよりも余裕をもって動かす方が電気代の節約になるからです!
8割で走る人と5割で走る人が一緒のスピードであれば、5割で走る人の方が疲れない=電気代が少ない、となります!

次に設置場所(室内機)について、長方形の部屋であれば短辺に設置すると良いとされています。
ですが、上記のように空気を循環させるための扇風機を使う場合は、特に気にする必要はないと思われます!

扇風機を使わないにしても、冷たい空気は下、温かい空気は上へ自然といくので、平面(部屋の縦と横や隅)の温度ムラより立体(部屋の上下、高さ)の温度ムラの方を気を付けてもらった方がいいです(極端に細長い部屋以外)!

しかし、湯船の隅の方だけ水がいかない…なんてことはおきませんが、空気の方が隅にいきにくいのは確かですので個人的には、出来れば短辺に設置するくらいでいいと思います!

3、使い方
冷房時、温度を1度上げると約10%の省エネになると言われています!
そして風量は自動が一番省エネです!
ここで扇風機を利用することで、温度を下げずに空気の循環、そして風も利用しての体の気化熱等で体感温度を下げる事も出来ます!
また、長期使わない時にコンセントを抜く事もお忘れなく!


まとめ

エアコンは扇風機とセットで使うと良い!!!

以上です。
空調メーカーであるダイキンさんが詳しく説明されていますので、こちらのおすすめサイトからご覧になるといいかと思います!

長々とご覧いただきありがとうございました!
少し見にくい部分もあるかと思いますが、今後図や写真などで改善出来ればと思います♪

エアコンの故障!?自分で出来る事!

エアコンから冷たい風がでない、電源ランプが点滅してエアコンが動かない…など、長くエアコンを使っていると色々な不具合が出てきます。

すぐ業者を呼ぶのも選択肢の一つですが、お金もかかることなのでまずは自分でやれる事を試してみましょう!(最低限、室内機のフィルターの清掃は1シーズンごとにしてあげてくださいね!)

先に結論から申し上げますと…

10年以上経っているエアコンは、電源の抜き差しをしてみる!それでダメなら取り替える!

です!
では、詳しく見ていきましょう。


まず、冷房運転時、エアコンから冷たい風が出ない場合、ガスがない、室外機コンプレッサーの故障等疑われます。
簡単に説明するとエアコンは室内の風を吸い込んで冷やして吐き出すという原理です。
また吸込み口(前面上のフィルターがある場所)と吐き出し口(前面下のルーバーのところ)温度差が約10度あれば正常とされています。(測定条件はありますが知識のみ記述)
よって冷たい風が出ない場合(室外機からコンプレッサーの音がしない場合がほとんどです。)、ほぼ業者を呼ぶことになります。


そして次に電源ランプが点滅…これはエラー表示です!
まずは下記を試してみてください。

1、コンセントを抜いて数分待ってからまたコンセントを差し起動してみる!

これが一番最初にやるべき事です。
一次的な不具合であればまた使えるようになりますので、まずは試してみましょう!
また簡単なエラーであればその機種の取扱説明書(無くした場合でも機種でネット検索すれば見つかるものもあります)等利用して直す事も可能な場合もあります。
メーカー、機種ごとにエラーコードの出し方、直し方は違いますので調べてみるのもいいかもしれません。

2、上記の方法を行おうとリモコンを押しても反応がない場合、リモコン本体が正常かを確かめる。

これも自分でチェック出来ます。携帯電話のカメラモードでリモコン発信部分を見るとボタンを押した時、赤い点(赤外線)が見えます。


↑ボタン押してない状態


↑ボタンを押した時

一つ注意事項として、現在のスマートフォンのカメラは高性能で赤外線自動カット機能が付いています。
なので、通常のカメラではなく自撮り用のインカメモードでチェックしてください。

ボタンを押しても赤い点が出ない場合、電池の交換、それでもダメな場合はリモコン本体の故障(リモコン本体のみ注文は出来ます!)といえます。(赤い点が見えるのにエアコンが反応しない場合はエアコン本体の故障が疑われます。)

あと、電池交換の際は必ずすべての電池を新品(同じ品番)にしてください。
新品が1つしかないからといって新旧の電池を同時に使うと新品側の電池の寿命低下、容量、放電特性の差によって古い電池から液漏れを起こし、リモコン本体がダメになるケースもありますので気をつけてください。



ついでなので少し横道にそれますが興味のない方はスルーしてください(笑)

この無線リモコンの原理を発明したのが、ニコラ・テスラという人物です。
ここでなぜ紹介したかというと、現在主流になっている交流発電、送電を可能にしたのがこのニコラ・テスラになります。
当時、発明王エジソンの直流推進とニコラ・テスラの交流推進で闘争が起き、テスラは数々の問題を解決、安全性を証明、勝利し、こんにち交流方式がとられています。

他にも電気モーター、X線等数々の発明をしていますがエジソンほど有名ではありません。
そして一般的にマッドサイエンティスト的な印象があるのは、レーザー光線(デス・レイ)や人工地震装置(ハープ)なども開発していたと言われているからです。
また、「世界システム」と呼ばれる無線送電装置も開発しようとしていました。
名前からしてやばいですね(笑)
すべての電気を無線で送れるという夢の様なシステムでしたが、資金の関係(数々の都市伝説あり…)で断念したと言われています。

興味のある方は検索してみてください。



では本題に戻ります(笑)

1、2では直らない場合、業者を呼ぶことになります。
部品交換で済む場合もありますが、10年以上経っているエアコンについては弊社はエアコン取替を推奨します。

10年以上経つと部品が製造されてない事もありますし、一部分直してもまた違う箇所が故障し、かえって料金が高くつく可能性があるからです。
現在の機種の方が省エネである点も重要です。
業務用エアコンに関しては本体の値段が高いので部品修理の方がいい場合もあります。

またH30年西日本豪雨災害でエアコンの室外機のみ水に浸かってしまったので室外機のみ交換したいとの問い合わせが多数ありました。
各メーカーに問い合わせたところ、室内機、室外機セットでしか販売していないとの回答でした…
新旧の組み合わせは不具合を起こしやすいとの事で単体での販売はしていないようです。

以上、まだ細かく書くともっと長くなってしまうのでこれくらいにしておきます(笑)

閲覧ありがとうございました(*^^*)

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